誰かの嫌なところを、変えて欲しいと思ったら……

完全無欠、完璧な性格の人はいません。「あなたにもあの人のこういうところが嫌い!」と 思ってしまうような相手がいるかもしれません。
時には、他人の性格が気になって、注意したくなってしまうこともあるでしょう。
でも残念ながら、あなたが注意したところで相手の性格を変えることはできないでしょう。
人の性格というものは、人それぞれの考え方や価値観、好き嫌いと密接につながっています。
相手の性格を変えたい というのは、それら全てを否定することだと言い換えられるのではないでしょうか。
であるなら、それは現実的ではありません。相手を変えるよりもあなた自身を変えた方が、よほど簡単で確実です。
相手ではなく 自分自身を変えてみる!
相手ではなく 自分自身を変える……となると、「自分は迷惑に思っている側なのに、どうして自分を変えなければいけないの?」と 疑問に思う人は少なくありません。
でも、その「相手が間違っているのだから相手を正すべき!」という考え方が、そもそもあなたを苦しめる原因だとしたら、いかがでしょうか。
相手に対して「ここが嫌!」と思うのは、つまりあなた自身の思い通りにならない時です。
相手が「あなたが正しいと思うこと」と、違うことをするから、あなたはイライラしてしまうのです。
ここで、「あなたが正しいと思うこと」へのこだわりを捨ててみると、どうなるでしょう。
ここまで「嫌な性格!」と思っていた相手に対して、「こんな性格の人にはこう向き合えばいいんだ」という対処法見つけることができれば、あなたはイライラやストレスから解放されます。
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例えば、何かにつけて嫌味なことを言いたがる人に迷惑しているとします。
そんな人に「嫌味なことを言うのはやめて」と言っても意味がありません。
嫌味なことを言うことでストレスを発散したいのかもしれませんし、もしかすると当人には嫌味を言ったつもりがないかもしれません。
そこで「嫌味を言う人は私のことをうらやましいと思っているのかもしれない」と、解釈してみます。
そして決してまともに取り合う必要はありません。
聞き流すぐらいの余裕をもって接すれば、あなたが大きなダメージを受けることはないでしょう。
「嫌味をやめて!」と正面から意見してしまうと、自分も相手も大きく傷つく可能性があります。
自分を変えるのは負けではない
時々自分の考えを変えることを、相手に合わせているととらえて「負け」だと思ってしまう人がいます。
しかし、それは大きな勘違いです。自分が心地よく過ごすために自分を変えるだけなのです。
人の考え方は十人十色。あなた自身もどこかで必ず誰かに変わってもらっているのではないでしょうか?
それに気づいていないことだってあるかもしれません。
人と人との関係はお互い様だということを忘れてはいけないのです。
毎日を幸福に過ごせるように自分を変えてみませんか?
まとめ
他人を変えるより、自分を変える
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