集中力を高めるもっとも効率的な5つの方法って!?

一番集中しにくいのは作業を始めてから軌道に乗るまでの時間です。「さぁ、やるぞ!」と勇んで仕事を始めるのだから、取りかかりに一番集中力がみなぎるはずだと思いきや、実はその逆だったのです。いかに早く集中した精神状態に持っていくかが工夫のしどころです。さてそのトレーニング方法ですが、次の5つがもっとも有効です。
- ウォーミングアップ
- サイキングアップ呼吸法
- ルーティンの活用
- フォーカルポイント法
- セルフトーク
それでは順をおって解説していきます。
ウォーミングアップの効用
スポーツ選手は必ず試合の前にウォーミングアップを行います。このとき温めているのは体だけではありません。単純な作業を繰り返しながら徐々に集中力を高め、臨戦態勢を整えます。ウォーミングアップでは精神面も温められているのです。ここに作業を始めてからいかに早く集中するかのヒントがありそうです。
一つは「作業をしながら集中を高めていくほかない」ということがいえるでしょう。そしてもう一つ「集中が高まるまでは、単純作業やいつもの仕事を淡々とすすめる」というのも大切なことのようです。
勉強だったら得意な科目の復習からが鉄則です。デスクワークだったら簡単なパソコン入力からということになるでしょう。そして力仕事でもラジオ体操や様々な資材・荷物の仕分け、持ち運びといったことから始まるはずです。
そう考えると、職場はすでにさきほど述べた「いかに早く集中するかのヒント」にのっとって作業が進むようにうまくできていることがわかります。勉強や仕事以外でも…例えば、自分の趣味に打ち込む時間を作ることができたら、まずは単純作業で気持ちを落ち着け温めていきましょう。
サイキングアップ呼吸法
スポーツをするにおいて緊張や集中はとても大切な要素になってくる。特にスポーツの大会における試合などでは、この緊張(プレッシャー)や集中をいかにコントロールするかが勝負の分かれ目だと思われる。
主に試合で実力がだせない一番の原因はプレッシャーと集中力だと思われる。つまり、それほどこの二つの要素はスポーツにおいて大切なのである。プレッシャーや集中を適度にするにはさまざまな方法がある。
一番有名なものを例として挙げるならば深呼吸である。この深呼吸はすぐにその場ですることが可能で試合などでの大事な場面のときに無意識でやっている人がかなり多いと思われる。深呼吸は精神を落ち着かせ、プレッシャーをコントロールするのにかなり効果的である。
このように精神を落ち着かせるために深呼吸をすることをリラクゼーションともいう。呼吸において重要なのは深呼吸だけではない。リラクゼーションとは逆で、あえて呼吸を速くして脈を速くし、気持ちを盛り上げるという呼吸の活用法もある。この呼吸方法はサイキングアップという。
スポンサードリンク
ルーティンの活用
他にもプレッシャーや集中をコントロールするための方法として有名なのはルーティンである。ルーティンというのは毎回同じ行動をすることで精神を安定させる方法である。これも深呼吸と同様で無意識にしている人が多いかもしれない。
例えば、バドミントンの試合においてラリーが終わるごとにガットを毎回手で調整したり、サーブをする前に毎回サーブの素振りをしたりするなど、人によってさまざまでたくさんのルーティンがあると考えられる。
有名な人のルーティンを挙げるならプロ野球選手であるイチロー選手のルーティンである。イチロー選手は打席に立つときに毎回バットをかかげている。これも立派なルーティンなのである。
特にルーティンは試合で失敗して混乱しているときや緊張しているときに効果的である。毎回同じ行動をすることでいつもの状態に戻すのである。このルーティンに深呼吸などの呼吸方法を取り入れるとより効果的であるとも考えられる。いかに自分のリズムをつくりだすのかが重要になってくるのである。
フォーカルポイント法
次に紹介する方法はフォーカルポイントである。フォーカルポイントというのは、ある一点を見つめることで精神を落ち着かせる方法である。例えば、ここからが勝負と思ったときはいつも試合会場にある旗を見たり、外の建物を見たりして精神を落ち着かせるのである。
これは意識的にしっかりするものであると考えている。あらかじめ何を注意して見るのかを決めておく必要があるので注意する必要がある。
セルフトーク
他に紹介する方法はセルフトークである。セルフトークというのは自分に自分で語りかけて鼓舞する方法である。例を挙げるとしたら、野球の試合で投手がピンチのときにボールに向かって自分は大丈夫などと声をかけることである。
少し暗示に近いかもしれないが、効果的で自分のペースを比較的簡単につくりだせると思われる。また、かける言葉によって簡単に集中力を高めたり緊張を適度な状態にもっていったりすることができると思われる。
最後に……一番基本で重要な事とは?
他に適度な緊張や集中を得るために、まず姿勢から入るという方法もある。具体例を述べるならば胸を強く張ったり、背筋をピンと伸ばしたりすることである。簡単に言うとまず外見から正すということである。このような方法でも集中力を高めたり緊張をコントロールしたりすることはもちろんできる。猫背のような姿勢ではどうしても集中力などが出しにくいのである。ぜひ、試してみてください。
ウォーミングアップ
サイキングアップ呼吸法
ルーティンの活用
フォーカルポイント法
セルフトーク
スポンサードリンク